王子と姫の物語
どうも、ぼこです❗️
今日は、ある物語のお話しをします。
この物語は、何でもないただの物語のように見えて、実は誰もが知っている物語なのです。
王子と姫の物語
昔々、ある所に、王子様とお姫様が住んでいました。
二人はとても仲が良く、幸せに暮らしておりました。
ところがそんなある日の事、突然王子に語りかける声が聴こえてきました。
謎の声『姫の言う事ばかり聞いていてはいけないよ❗️』
謎の声『姫の言うことばかり聞いていたら、ダメになってしまうよ❗️』
姫『王子、あの声の言う事なんて聞かないで❗️』
姫『今まで通り、私の願いを聞いて叶えて❗️』
謎の声『姫の言う事ばかり聞いていたら、この世界では生きていけないよ❗️』
謎の声『姫の言う事を聞いていては、他の国と戦争になってしまうよ❗️』
王子『えっ❗️本当に❗️生きていけないと困る❗️』
王子『戦争になったら、死んでしまうよ❗️』
王子『どうすれば良いの❓』
謎の声『私の言う事さえ聞いていれば、この世界では大丈夫‼️』
謎の声『私の言う事をちゃんと聞きなさい❗️』
王子『うん❗️分かったよ❗️言うこと聞くよ❗️』
姫『ダメー❗️王子❗️ダメ❗️』
こうして、王子はこの世界で生きていく為に、謎の声に服従する事にしました。
姫『王子、遊びたいな。一緒に遊ぼうよ❗️』
王子『うん❗️遊ぼう❗️』
謎の声『王子、今遊んでいたら、他の国から仲間外れにされてしまうよ❗️』
王子『仲間はずれ⁉️それは困る❗️』
姫『・・・・・。』
姫『私、これが欲しいな❗️』
王子『よーし、僕が叶えてあげるよ❗️』
謎の声『王子、今それを買ってしまったら、他の国から責められてしまうよ❗️』
王子『えっ❗️それは嫌だなぁ。』
姫『えーん、えーん涙』
謎の声『こう言う時は、こうすればちゃんと出来るよ❗️』
謎の声『今は、こうすればダメにならないぞ❗️』
王子『うん❗️分かった❗️そうするよ❗️』(本当は姫が心配だけど、言う事聞いておけば上手くいくからな)
姫『あのね、王子、あのね』
王子『うるさい❗️黙っていろ❗️お前は俺の言う事だけを聞いていれば良いんだ❗️その方が安全なんだ‼️』
姫『もう、王子は姫の言う事を聞いてくれないんだ』
姫『私は孤独。たった一人。ひとりぼっち。』
謎の声の言う事だけを聞いて、必死に他の国との戦争を避け暮らしている王子と対象に、毎日毎日、姫は泣いて暮らしました。
そうして、何年かは謎の声の言う通り、周りの国とも上手く行っていました。
それからさらに月日は経ち、何十年経った頃でしょうか。
王子は今まで散々無視してきた姫の鳴き声が、耳から離れなくなっていました。
王子『今まで確かに上手くいって来たけれど、何だかスッキリしない。本当にこのままで良いのだろうか❓』
王子『鳴き声だけは耳から離れない。俺には姫が居たような気がする、、、、』
王子『分からない。分からない、、、』
しかし、なんだかスッキリしない。モヤモヤしているという感覚は日増しに強くなるばかり。
そうしてとうとう、姫の鳴き声を無視し続けてきた王子も、無視出来ないところまで精神的に追いやられてしまいました。
王子『苦しい。息苦しい。』
王子『俺は間違っていたのか❓』
王子『どうすれば良いんだ❓』
天の声『あなたには、大事な姫が居たのですよ』
天の声『姫の声に耳を傾けなさい』
王子『えっ❗️姫が、、、、』
天の声『そうです❗️』
王子『何となくそんな気が、、、』
王子『だけど、姫の言う事を聞いてしまってはダメになる気がする。』
天の声『小さな頃はそれで良かったのかもしれません』
天の声『だけど、成長して大人になった王子は、もう周りの国とも戦って行けるのですよ❗️』
天の声『今こそ、姫の協力を得て、二人で一つの国を作るのです❗️』
王子『そうか❗️今の僕なら大丈夫なのか❗️』
王子『ひめぇ〜‼️』
王子『今まで無視し続けてしまって悪かった❗️許しておくれ❗️』
王子『これからは、二人で協力して強い国を作ろう‼️』
姫『王子‼️ずっとその言葉を待ってた❗️そう言って欲しかった‼️』
こうして成長した二人は、幸せに暮らしましたとさ。
誰の中でもある物語
さて、冒頭でもお伝えしましたが、これはただの物語では無いのです。
実は、あなたも私も、誰しもが持っている人間の心の中のお話し。
出演者のご紹介
王子は、顕在意識。
姫は、潜在意識。
謎の声は、親や世間の声。
天の声は、気づきやカウンセラーさんなどですかね。
最後に
本当の自分とは、姫(潜在意識)の言う事を王子(顕在意識)が叶えてあげる。
そんな素敵な仕組みになっています。
しかし、それを無視して謎の声(世間の声)の言うことばかり聞いていると、本当の自分ではなく、周りから作られた自分になってしまい、いつか生き辛くなってしまうというお話しでした。
あなたは姫の声、無視していませんか❓