他人と入れ替わってみた4
どうも、ぼこ です。
前回から引き続き、他人と入れ替わったことにより、人生180度入れ替わってしまって、調子に乗ってる ぼこの話し。
そんな簡単に他人と入れ替わっちゃって、人生が好転してハッピーエンドになれるのだったら、そういうハウツー本が山ほど出てるはず!
なのに、ナゼかそういったやり方を書いた本って見ないよね?
何でだと思う?
…さて、相変わらずのんきに入れ替わり人生を満喫している ぼこ。
学校生活も早いもので、あっという間に1年間が経ってしまったのでした。
(そう!一年間入れ替わりをやり遂げた!)
『いやー、楽しかったなぁ、こんなに楽しい学校生活になるんなら、もっと早くやってれば良かったなぁ〜♪』
この入れ替わり作戦を実行したのが、ちょうど中学校3年生だった為に、上手く誰にも怪しまれずに卒業と相成った ぼこ。
これから起こる悲劇も知らずに、まるでサスペンスドラマで完全犯罪を確信し、ほくそ笑む犯人のように、のんきにそう思ってたのだ。
しかーし!
サスペンスドラマでも、完全犯罪は必ず主人公によって暴かれてしまって、犯人は必ず捕まるものだって相場が決まってるよね?
中学校も卒業して、いよいよ高校生だ!
『よーし!高校生活は、今度は今まで恥ずかしくてひた隠しにしてたけど、実は誰よりも興味があった、下ネタを堂々と言えるキャラで行こう!楽しみだぁ〜♪』
入れ替わりの麻薬に囚われてしまい、もう入れ替わり無しでは生きていけない、差し詰め、入れ替わりジャンキーと化してしまった ぼこ。
しかし!
麻薬ジャンキーの先にあるものは死!
実際、その入れ替わり作戦も思いのほか上手くいき、
『下ネタと言えば ぼこ』
みたいなキャラが定着し始めたある日の朝…
(あれ?いつもと何か感覚が違う?何だか不安で気分も心なしか悪い気がするぞ?)
気のせいかな?
ただ少し体調が悪いだけかな。
と大して気にもせず、いつものように学校に着いたそんな昼休み…
(いつもなら、弁当をお腹いっぱいバクバク食べられるのに、今日は全く食欲が無いぞ?)
そして、その日から、症状は徐々に悪化!!
学校に行こうとすると朝から気分が悪く、吐き気が止まらない!
昼ごはんも気分が悪く全く食べられない!
それどころ、少しでも口に運ぶと、途端に気分の悪さMAX!
すぐにトイレに駆け込む事の繰り返し!
例えるなら、普通に日常生活を送っていても、年中車酔いをしているような状態って言ったら、みなさん分かっていただけます?
授業を受けるのもやっと!
家に帰えるのもやっとで、ただうなされながら寝ている日々。
続く吐き気と気分の悪さの中、ぼこは思ったのでした。
(これは… 入れ替わる前より酷くなってないか?)
こうして、精神が完全に崩壊してしまった ぼこなのでした!